元禄期の古俳句構造の典型のひとつに、中七に切字「や」を使うパターンがある。柴田宵曲『古句を観る』にも初句の切字「や」についで頻出する。 菜の花のふかみ見するや風移り 菜畠に藪の曇りや雉子の声 江戸留守の枕刀やおぼろ月 踏みなほす新木の弓やはる…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。