天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-11-05から1日間の記事一覧

笹鳴

此の時期になると、川べりの藪や山のふもとの墓地では、チャツ、チャツという鶯の笹鳴をよく耳にする。笹子鳴くともいうが、別に鶯の幼鳥の鳴き声のことではない。そう理解されていた時期があった。もっぱら俳句の季語として使われるが、芭蕉や蕪村の作品に…