天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-11-26から1日間の記事一覧

土屋文明の「道」2

土屋文明の「道」、続き。 乾きたる道を来りて青草の堤のふき井のめば清しき 秋草の峠の道にきこえ居る雲雀はひとつ八月の日に 亡き父と稀にあそびし秋の田の刈田の道も恋しきものを 海あれて淡路の船の絶えし日に六甲山に登り来にけり 傾く日にきらふは釧路…