天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2006-12-30から1日間の記事一覧

暮の大磯

歳晩の大磯の浜はまことに静か。沖にあまたの釣舟を見れど、繰返し寄せる波の音ばかり。間近に雪の白絹を纏った富士を見る。 大磯の沖の釣舟年暮るる 逆光の朝日をかへす冬の海 奥見えぬ横穴古墳枯れ紅葉 波頭白くくだくる渚辺に何を探せる白かもめ鳥 はろば…