天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2007-01-28から1日間の記事一覧

大伴家持(6)

多田一臣著『大伴家持』を読み進めていて、ちょっと違んじゃないの、と思うところがいくつかある。常に都を恋しく思い、越中の国を鄙・異土と見て方言を風俗として歌に詠んだという観点である。だが、家持が取り上げた方言や地名は、大変美しい音感をもって…