天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2007-03-07から1日間の記事一覧

韻律に緊張を(続)

昨日の一例だけでは不十分なので、もう少し敷衍して考えてみよう。例歌を塚本邦雄からとる。奴隷の韻律、第二芸術と貶められた従来の短歌に、彼は革命をもたらさんとさまざまな工夫を試みたからである。 先ずは、語割れ・句またがり。昨日の茂吉の歌も意味的…