天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2007-03-19から1日間の記事一覧

詩的表現

「歌壇」4月号より。作品連載、巻頭作品から第一首目の歌をあげてみる。 尾根づたひ雨降りくれば花しろく涅槃と書けり杉の立木に 前登志夫 新しく広縁成りぬ冬日ざしよろこびて座る客人のごと 宮 英子 スーツケース一つで入りてゆく旅寝病院といふ小さきホ…