天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2007-04-25から1日間の記事一覧

漢字を詠み込む

やまと歌である短歌に漢字を使うことは、歌の表情が硬くなる、ぎこちなくなるので、できるだけ避けるという暗黙の作法がある。ただ、安永蕗子のように、実に上手に漢字を使う歌人もいる。高野公彦もその一人であることがわかった。 高野公彦の第十一歌集『甘…