天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2007-11-21から1日間の記事一覧

中原中也(4)

詩集「在りし日の歌」を読み終えた。生前、中也が編集し小林秀雄に託して死去した。詩集名は中也自身がつけたのだが、彼としては、それまで作った詩の情緒と別れを告げ、新しい境地に進む意欲であったのだ。皮肉にも遺書めいた名前になった。佐々木幹郎の解…