天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2007-12-21から1日間の記事一覧

荷風の俳句(2)

前回は分かりやすい作品をあげたが、今回は分かりにくい句の例をあげる。 羽子板や裏絵さびしき夜の梅 *夜の梅が裏絵になっていたということらしいが、 羽子板にしては異様な感じがする。さびしい、とは 思えない。 春の船名所ゆびさすきせる哉 *わかるが…