天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-01-27から1日間の記事一覧

歌人たちの鎌倉7

山崎方代は、鎌倉の手広に昭和四十七年から昭和六十年に没するまで住んだ。 ここらあたりは相州鎌倉郡字手広草庵の 札下げて籠りたり 藤づるの畚(もっこ)に乗って湘南のむらがる 花の春にあいたり めずらしく晴れたる冬の朝なり手広の富士に おいとま申す …