天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-04-09から1日間の記事一覧

つばめ

冬のカリ、春のツバメとして、古くから和歌になじみが深い。とは言っても、万葉集には次の一首のみであり、新古今集には出てこない。つばくらめは古称、つばくろは別名。 燕来る時になりぬと雁がねは本郷(くに)思ひ つつ雲隠り鳴く 万葉集・大伴家持 すく…