天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-06-08から1日間の記事一覧

主語の変動(2)

歌集『白き山』の歌の続きである。 かくのごとく楽しきこゑをするものか松山 のうへに鳶啼く聞けば ★楽しきこゑをするのは鳶だから、「鳶はかくの ごとく楽しきこゑをするものか松山のうへに」 というところは分かる。ところが、結句で突然に 主語が私になり…