天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-06-13から1日間の記事一覧

客観写生とは

「一挙手一投足が歌になる。それは言葉の斡旋による。」これは、読み終えた茂吉の歌集『霜』から得た悟りである。悟ったからといって、良い歌が詠めるわけでないところがつらい。釈迦が悟りを開いたからといって世の中を平和にしたわけでない、などと気休め…