天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-06-27から1日間の記事一覧

茂吉と鼠

茂吉の歌集『暁紅』を持ち歩いて読んだ。ひとつ顕著な特徴は、茂吉に迷惑をかける家ダニ、蚊や鼠を、人間に対すると同じようなもの言いで歌にしたこと。 蚤ひとつ捉ふるにも力をそそげりとわれ若しいはば 罵られむか 『小園』 家だにに苦しめられしこと思へ…