天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-09-06から1日間の記事一覧

源氏物語の千年(3)

塚本の『源氏五十四帖題詠』にも彼の特徴が現れる。語割れ・句跨りの例も多いが、以下では、七七五七七の形式の歌を全部あげておく。全54首の内、11首もがこの形式である。塚本がいかに意識して作ったか好んだかがわかる。ただ残念ながら、この題詠から…