更に『雲母集』の性格を代表する歌をいくつかあげておこう。 城ヶ島の女子うららに裸となり見れば陰(ほと)出し よく寝たるかも 天真爛漫、古代神話の世界にあるような生命感である。 桟橋にどかりと一本大鮪放り出されてありたり日暮 三崎漁港は、今でも日…
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