天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2008-10-05から1日間の記事一覧

秋の潮

吾妻山の山頂には、まだ体の色づきが浅い赤とんぼが群れて飛んでいた。黄花コスモスが陽光に輝いていた。二宮海岸に下りて突堤の釣人を見ていた。大磯沖にかすむ釣舟を見ていた。 秋風や鳩の和毛(にこげ)も駅ホーム 彼岸花蘂が支ふる落葉かな 山頂の我をめ…