天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2009-04-19から1日間の記事一覧

春の潮騒

夜の激しい雨を伴った春の嵐が過ぎ去って晴れ渡った翌日、鎌倉は腰越の浜にぼんやり坐っていた。 腰越や春の嵐のなごり波 をさな児が犬に引かるる春の潮 活魚割く腰越通り初つばめ 鳶三羽縦にならびて沖を見る片瀬の浜の春の潮騒 海つばめ岩場にとまり囀れる…