天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2009-06-13から1日間の記事一覧

折にふれて

極楽寺、由比ガ浜、光明寺、妙本寺あたりを歩いた時のこと。 石の上に実梅ころがる極楽寺 実朝の見果てぬ夢やほととぎす 梅雨曇うちは太鼓が浜をくる どくだみや蛇苦止の井戸を覗き込む 実桜の踏み潰されし極楽寺ほたる袋はみなうつむけり 引潮の浜に残れる…