天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2009-07-15から1日間の記事一覧

梅雨晴間1

神奈川県二宮町の吾妻山に遊ぶ。 朝光の木末ふれあふ梅雨晴間 コスモスの風に憩へる吾妻山 残雪の山の裂け目や富士の嶺 黒雲の奥に白雲夏の富士 ひるがへる燕の胸に夢を見て 水色の銀の尻尾を左右に振り前進したり蜥蜴といふは 山頂の空をかけりてひるがへる…