天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-02-11から1日間の記事一覧

二月の円覚寺

いつの間にか国宝舎利殿にはシートがかけられて修理に入っていた。手水鉢や池には薄氷が張って、いかにも早春の気配がただよっていた。居士林の横の畑には、福寿草が朝日に光り輝いていた。 金色の花の影濃き福寿草 したたりが薄氷を打つ手水鉢 薄氷を解かし…