天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-02-16から1日間の記事一覧

牢獄

かつては、ひとや(人屋、牢舎、監獄、獄舎)と呼ばれた。宇治拾遺物語にも用例がある。 住みそむるひとやの枕うちつけにさけぶばかりの波の音かな 野村望東尼 人家なる君を思へば真昼餉の肴の上に涙落ちけり 正岡子規 かなしきは人間のみち牢獄(ひとや)みち…