天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-06-05から1日間の記事一覧

春田

鋤き終えた田んぼに、引き入れた水が次第に広がってゆく光景は、古代を思わせて懐かしい。区画された田んぼの畦道には、げんげの花が咲き残っている。 俳句では、次の一句にとどめを刺す。 みちのくの伊達の郡の春田かな 富安風生 名詞を連体修飾格の助詞「…