天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-07-17から1日間の記事一覧

七夕(続)

人名に興味を持って、いま万葉集を見返しているが、あらためて万葉集の若々しさを感じる。艶めかしいのだ。その典型が巻十「秋の雑歌」一連である。彦星と織姫の歌が、ここに集中している。少し抜き出しておく。 天の川楫(かぢ)の音聞こゆ彦星と織女(たなば…