天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-09-02から1日間の記事一覧

空蝉

ここでは、蝉のぬけがらの歌をとりあげるが、広辞苑によると、「現人(うつせみ)」に「空蝉(うつせみ)」の字を当てて、魂がぬけた虚脱状態の身をも意味するようになったのは平安時代以降らしい。 うつせみは数なき身なり山川の清けき見つつ道を尋ねな 万葉集…