天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-09-15から1日間の記事一覧

朝顔の歌(2)

現代短歌で詠まれた朝顔の歌もいくつかあげておこう。高野公彦の歌は最もよく知られた例である。 江戸川区鹿骨よりぞ運ばれて藍すずしかる市の朝顔 蒔田さくら子 存在を紺に絞りてさだめなき世に朝顔の初のいちりん 蒔田さくら子 あさがおは朝虚ろの口を開く…