水害に遭いそれを歌に詠んだ歌人に伊藤左千夫がいる。明治43年(1910)8月、東京を大洪水が襲った。左千夫は、恐怖で眠れない夜を『水害雑録』という文章に書いているが、次のように短歌にも詠んだ。 水害の疲れを病みて夢も只其の禍ひの夜の騒ぎはなれず 水…
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