天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-11-19から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(2)―

古池や蛙飛び込む水の音 芭蕉 [子規]善悪の外に独立し、是非の間を離れたるを以て善悪の標準をあてはめ難きものなり。この句は俳諧の歴史上最必要なるものに相違なけれども、文学上にはそれ程の必要を見ざるものなり。 [虚子]そうたいしたいい句とも考え…