天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-12-11から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(6)―

ホチキス針千本入りのおもたさよ未だ見ぬ時のぎうと詰まりて 川井怜子『メチレンブルーの羊』 [小池 光]ホチキス針は一連五十発くらいであろうか。千本入りといってもだからたいした大きさでない。でも、千本使い切るには千回綴じる場面に遭遇せねばならず…