天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-12-12から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(6)―

はいくほくはいかい鉛の蝸牛 摂津幸彦『四五一句』 [宗田安正]摂津幸彦の遺句になった。〈はいくほくはいかい〉は〈俳句発句俳諧〉もしくは〈俳句発句徘徊〉か。〈鉛の蝸牛〉は自画像。摂津俳句の特色は、茶化し、言葉遊び、イロニー、淋しさは身体化 と自…