天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-12-22から1日間の記事一覧

藁ぼっち

藁塚のことである。肥料や飼料にする。にお、とも。冬の田んぼには、稲の刈株から青々とひこばえが生え、そこここに藁塚が立つ。薄暗い中では、人が立っているような錯覚に落ちることがある。 おのづから藁塚の影むらさきに伊豆の涸田は冬日あまねし 吉野秀…