天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2010-12-26から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(8)―

先日の短歌篇(3)で、鑑賞の仕方について、斎藤茂吉と塚本邦雄の大きな違いを紹介した。 塚本の考え方につき、少し余談を付け加えておきたい。彼は、「短歌はよみ人知らずが当然である。作者を前提として作品を鑑賞するのは、ごく特殊な場合であって、むし…