生きてゐる証(あかし)にか不意にわが身体』 割(さ)きて飛び出(い)で暗く鳴きけり 前川佐美雄『捜神』 [伊藤一彦]この歌で大切なのは、「身体(からだ)割(さ)きて飛び出(い)で暗く鳴」いたものの正体ではない。それは佐美雄自身にも分らぬものと言っていい。…
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