元日や手を洗ひをる夕ごころ 芥川龍之介『澄江堂句集』 [山本健吉]大正十年作。・・・元日を常に意識の上での標識として、年の瀬は過ぎて行ったのであるが、その元日もたちまち夕べとなってしまったのである。そのような微かな哀愁が、この句を陰翳深いも…
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