天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-01-08から1日間の記事一覧

蜜柑

むかし、食用柑橘類はタチバナと総称された。奈良時代、その実を「香の菓(かぐのこのみ)」と言った。蜜柑という文字は、室町時代の『尺素往来』という書物に初めて現れるという。 我友は蜜柑むきつつしみじみとはや抱(いだ)きねといひに けらずや 斎藤茂吉…