天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-01-21から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(10)―

一月の川一月の谷の中 飯田龍太『春の道』 [飯田龍太](自句自解より)幼時から馴染んだ川(狐川)に対して、自分の力量をこえた何かが宿し得たように直感した。それ以外に作者としては説明しようがない句だ。 [山本健吉]この句は、中村苑子や高柳重信の…