天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-02-21から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(13)―

村田耕司さんの歌集『十年贈歌』を読み終えた。前半部と同様、後半部にも分らない歌がいくつもある。その中から例を二首あげて、ともかく解釈してみる。 「大岡の月」観にゆけり三鷹まで中央線に小舟をのせて けふ一日もさびしいですね 油屋の酒蔵角を折れる…