天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-04-28から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(16)―

高橋睦郎は、歌集『爾比麻久良』(新枕の意味)において、枕詞を現代短歌に生かす試みをしている。更に新しい枕詞を作りだしている。その趣旨は次のようである。 「枕詞と総称されるいまでは顧られることのほとんどない言葉の 古枕を、記憶の庫から取り出し…