天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-08-08から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(20)―

先づ頼む椎の木もあり夏木立 芭蕉〈猿蓑〉元禄三年 [虚子]・・・食物にこまれば椎の実を拾って食えばいい。先ず何よりも 頼りとする椎の樹もある、その辺一面の夏木立の中に、という のである。(『幻住庵記』の一節をひきながら)・・・言う事、 為すこと…