天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-11-11から1日間の記事一覧

綿

「わた」はアオイ科の一年草。仲秋の頃に淡黄色の五弁花を開き、実を結んで熟すると白綿を出す。重陽の節句前日に菊に綿をかぶせて霜よけとし、菊の露と香のうつった綿で身をぬぐって長寿を祈った。以下の源忠房や馬 内侍の歌は、そうした風習を背景にしてい…