天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-12-26から1日間の記事一覧

熟柿

「じゅくし」は文字通り熟して柔らかくなった柿。枝についたまま熟した渋柿を「木ざわし」と言い、鳥が好む。 一燈と熟柿を磨崖仏の裾 皆吉爽雨 参禅の窓に落ちたる熟柿かな 長尾井蛙 密教の山の彩とし柿熟るる 横山節子 なお、似た状態の柿に「木守柿(きも…