天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-12-27から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(22)―

民族のエミグラチオはいにしへも國のさかひを つひに越えにき 斎藤茂吉『白桃』 [岡井 隆]歌の場合はわりあいうまく外国語を入れていると思います。これなんかも「エミグラチオ」という言葉のひびきが、日本語にない新撰さをもっていていいと私は思います…