天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

謹賀新年

新年を迎えて詠んだ俳句や短歌は数多いが、現代では、めでたさを素直に詠んだ作品より、心の翳りを帯びたものが目立つように感じる。 元日の端山にたてる烟かな 久保田万太郎 元日や手を洗ひをる夕ごころ 芥川龍之介 元旦や爺と婆とが子宝湯 後藤綾子 年賀客…