天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-01-11から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―短歌篇(23)―

つき放(はなさ)れし貨車が夕光(ゆふかげ)に走りつつ寂しき までにとどまらずけり 宮 柊二『群鶏』 [島田修二]比較される歌に「連結をはなれし貨車がやすやすと走りつつ行く線路の上を」佐藤佐太郎がある。それぞれの歌風をそのまま現わしている。つまり佐…