天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-01-26から1日間の記事一覧

氷柱

古文では「つらら」と言えば、「こおり」を意味した。今日の「つらら」は「垂氷(たるひ)」といった。和歌でその例を見てみよう。 たちぬるる山のしづくもおとたえて槙の下葉に たるひしにけり 新古今集・守覚法親王 朝日さす軒ばの雪はかつきえてたるひの…