天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-03-05から1日間の記事一覧

早春賦3

島崎藤村が大磯に移り住んだのは、昭和十六年二月のことであった。六十九歳。昭和十八年に「夜明け前」の続編である「東方の門」に着手していたが、八月二十二日に脳溢血で死去した。七十一歳。地福寺境内に梅の木に囲まれて夫妻の墓が並ぶ。 横浜市中区の三…