天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-03-17から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(25)―

鎌倉を驚かしたる余寒あり 高浜虚子 [山本健吉] 大正三年作。こういう淡々と叙して欲のない句は、説明の言葉 がない。・・・鎌倉の位置、小ぢんまりとまとまった大きさ、 その三方に山を背負った地形、住民の生態などまで、すべて この句に奉仕する。試み…