天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-06-08から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(28)―

五月雨をあつめて早し最上川 芭蕉『奥の細道』 [高浜虚子] ・・・広い国原に降る五月雨をこの最上川だけに集めているような 感じがするところにこの句の強味があるのである。 [山口誓子] ・・・もとより最上川がさみだれを集め、みずから流速を増した の…