天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-08-21から1日間の記事一覧

夏の風(2)

文献的に最も古い風の名に「あいの風」があるという。 東(あゆ)の風いたく吹くらし奈呉の海士の釣りする小舟 漕ぎかくるみゆ 万葉集・大伴家持 家持は越中国に国司として滞在していたが、そこの方言で「あいの風」を「あゆの風」と訛った。類似の風に、「地…